アトピー性皮膚炎 ステロイド軟膏 離脱の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
小さい頃より湿疹に悩まされ、皮膚科でアトピー性皮膚炎と診断されました。
昔は皮膚炎が悪化した時だけ病院からでたステロイド軟膏を使用していました。以前は部分的に湿疹がでていたのが、最近は全身の皮膚が赤くなるようになり、軟膏を塗っても治りが悪くなりました。そんな時に知り合いから漢方薬局を紹介され、相談に行ってみました。
まず、これまでの経過や、使っている軟膏などを聞かれ、アトピーがアレルギーの一種で、現在やっている治療は炎症を一時的に抑える治療であることなどの説明をうけました。
漢方薬を使っての体質改善も簡単には効果がでないことも説明を受け、それでもなんとか今の状況を改善したいと思い漢方薬とスキンケアを紹介され使用してみることにしました。
20歳 女性
これまでの経験から、ステロイドをこのまま同じように使っていってもアトピーは治らないのではないかと思い、漢方薬の服用とスキンケアを行いはじめてから、ステロイドを徐々に減らしていく方向でやってみました。
三か月ほどはステロイドをあまり使わなかったせいもあり、炎症があり、皮膚がボロボロむけ、かゆみもひどかったですが、三か月を過ぎたころから、皮膚の炎症が徐々にひいていき、見た目にも以前ステロイドで炎症をおさえていた時よりも皮膚がきれいになっていくのがわかりました。
皮膚がきれいになっていくにつれて、スキンケアや漢方薬を服用する回数も減り、三年経った今では、ほとんど何も使用せずに湿疹もでることがなくなりました。
体質を改善しながら、ステロイドを離脱してもらいましたが、初めの三か月が大変な場合が多いです。
この方の場合も治療開始当初はかゆみがひどく、眠れない日も多かったということでした。それでもなんとかアトピーを治したいとの一心で頑張ってもらいました。
漢方としては、脾虚を改善するものを中心に服用してもらい、スキンケアは保湿を一番に考えました。今でもご家族のかたが来店されたときに様子をうかがいますが、何の問題もなく生活されているとのことで嬉しく思っています。
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